天理市櫟本(いちのもと)町に所在する遺跡。一部が保存され櫟本高塚公園として整備されている。
「天理の古墳100」より引用。
「東大寺山丘陵の北側斜面に所在する遺跡である。昭和57(1982)年に天理市教育委員会と埋蔵文化財天理教調査団が実施した発掘調査で、丘陵斜面を切り閲いた平坦地が見つかった。…略… 平坦面が祭祀(さいし)場で、掘立柱建物を中心として高杯を用いた祭祀がおこなわれていたと考えられている。現在は一部が保存され遺跡公園として活用されている。」
空からみた櫟本高塀遺跡(北から)
出典:天理の古墳100
::さいし【祭祀】神々や祖先などをまつること。祭典。祭儀。まつり。
調査区平面図(縮尺:400分の1)
出典:天理市埋蔵文化財調査概報
昭和61・62年度
1988 天理市教育委員会
櫟本高塀遺跡(第2次)
1号墳全景(南方から)
出典:天理市埋蔵文化財調査概報
昭和61・62年度
1988 天理市教育委員会
1号墳全景(西方から)
出典:天理市埋蔵文化財調査概報
昭和61・62年度
1988 天理市教育委員会
リンク
天理市
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櫟本高塚公園(いちのもとたかつかこうえん)
櫟本高塚公園は、古代の豪族和邇(わに)氏にまつわるとされる、櫟本高塚遺跡を保存し、周辺一帯を公園として活用するために整備されました。
参考サイト
天理市観光協会のHPへようこそ
http://kanko-tenri.jp/
案内スポット・櫟本高塚公園
http://kanko-tenri.jp/kanko_guidance/hokubu/ichinomoto_takatuka.html
「ワニ氏の祭祀場跡」
一部抜粋:
「…略…昭和57年に行われた発掘調査で、6世紀後半(古墳時代後期)に山の中腹を切り開いて造った、広い平坦地が見つかりました。上方の斜面には竪穴住居が2棟、平坦地の中央北寄りには特殊な建物が1棟、平坦面の南東側には斜面を掘り込んで造成した方形の檀と柱列がありました。さらに、特殊な建物の北側斜面では高杯(供物を載せる土器)の破片が、散乱した状態で多数、見つかりました。…略…」
櫟本高塚遺跡 (いちのもとたかつかいせき):Googleマイマップ
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