天理市石上町・別所町・豊田町・岩屋町付近、豊田山丘陵、平尾山丘陵に広がる古墳群。
石上・豊田古墳群の分布
古墳群のうち中型の円墳はほぼ丘陵の屋根上に築かれているのに対し、小型の円墳は尾根の端部に密集するという達いがある。
出典:天理の古墳100
「天理の古墳100」より引用。
「石上・豊田古墳群はいわゆる豊田山丘陵に立地する古墳群である。2基の大型前方後円墳(ウワナリ塚古墳・石上大塚古墳)のほか200基ほどの円墳が群集している。…略… これまでに、岩屋谷以北では西山1・2号墳、岩屋大塚古墳、ハミ塚古墳の発掘調査が実施されている。岩屋谷以南では平尾山1・2号墳、アミダヒラ支群、狐ケ尾支群、ホリノヲ支群、石峰支群、石上北支群、タキハラ支群の調査がおこなわれている。…略… 石上・豊田古墳群では鍛冶に関わる遺物が出土する古墳が目立つ。石峰南2号墳から鞴羽口(ふいごはぐち)と鉄滓(てっさい)、石上北A5号墳、石上B3号墳、タキハラ3号墳から鉄滓、ホリノヲ2号墳から鉄鉗・金槌が出土している。石上・豊田古墳群の成立には布留遺跡の工人集団が密接に関わったと考えられている。」
めも:
鉄鉗:カナバシ、カナハシ
鍛冶に使う鉄材を挟む道具。別名 金箸、かなばさみ
鉄滓(てっさい):テツクズ、スラッグ、ノロ
製鉄のさいの残りかす。
ブログ内リンク:
狐ヶ尾8,9号墳(きつねがお8,9ごうふん)
ウワナリ塚古墳(うわなりづかこふん)
参考サイト
天理市観光協会のHPへようこそ
http://kanko-tenri.jp/
案内スポット・石上豊田古墳群
http://kanko-tenri.jp/kanko_guidance/hokubu/isonokami_toyoda_kofungun.html
(いそのかみ・とよだこふんぐん)
物部氏の奥津城
石上・豊田古墳群 (いそのかみ・とよだこふんぐん):Googleマイマップ
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